高齢者の熱中症は特に注意をしましょう。 近年、増加している熱中症の中でも高齢者のケースが特に 問題になっているようです。 高齢者の方は特に室内でも熱中症になりやすいだけでなく死亡してしまう例も 多く耳にします。 人間は高齢化とともに体内の水分量が低下し、これに比例して発汗量や 血液量が減少していくといわれています。 更に、のどの渇きを感じにくくなる為に水分不足になりがちになってしまう。 暑さや寒さを感じる機能も低下するし、気温が高くなっても発汗の始まりが遅くなる。 高齢者では発汗量が減る結果、汗の蒸発によって体温を下げる機能も低下する。 皮膚の血流量も増加しにくいので、皮膚表面の血液を通して体外に放熱する作用が 弱まり体温が上がりやすいといわれる。 また、高齢者は普段の生活ではエアコンの冷風を嫌がったり、高めの温度に 設定したりする事が多い。 トイレが近くなるのを嫌って水分を控えるなどの行動をとりたがる傾向もある。 これらが重なって、炎天下の屋外ではなく家の中でも熱中症になる可能性が高い。 対策としては、普段からのどの渇きを覚える前に定期的に水やお茶を飲むようにし、 特に寝る前にも水分を摂取したり、枕元に飲み物を置き、目が覚めたら少量でも良いので 飲むように心がけるとよいといわれている。 できれば飲用水にも気を配ると更によいでしょう。 水道水・地下水（井戸水）汚染の現状 還元水の威力 高温の風呂は体温を上げると同時に体の水分も奪うことも考えておきましょう。 入浴はぬる目の温度で短時間にすますのが望ましいそうです。 また、ウオーキングやジョギングなどをする場合には体温を調節しやすい服装を選び、 運動をする前には必ず水分補給をすることを守りましょう。 そして更に大事なのが、暑さ、寒さに対する感覚の低下を補うために、 室内の見やすいところに大き目の温度計を置いておくことをお薦め致します。 自分の感覚に頼るのではなく、温度計の目盛りが３０度を超えるようなら、 エアコンを使って冷やすなど、こまめに温度調節をするようにしたいものです。 温度計は居間やリビングだけでなく、トイレ、浴室などにも設置しておくとよい。 各部屋の温度差を小さくすることが体にやさしい環境をつくり出し、病気の予防に繋がることになる。 |
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