 ◆高額なガン治療費の備え◆ 保険の役立ちサイトガンは日本人の死因で三分の１を占める病気。他の病気と比べ大きな負担を強いられがちだ。 重要な備えとなるのがガン保険だが、自分の望む医療のあり方を見極めて選択したい。 「通常の医療保険に比べてガン保険は役立つケースが多く、私も加入している」。 「医療保険は入ってはいけない」のファイナンシャルプランナー、内藤真弓さんはそう話す。  ガンには、費用や入院期間などで特殊な要因があるからだ。 「貯金を取り崩し、収入はそのまま医療費に・・・今思うとよくやりくりできた」。 ５年前に夫・智宏さん（仮名）をガンで亡くした浜中圭子さん（仮名、５９才）は振り返る。 深刻な病状とともに家族を苦しめたのは費用。 入院中は月に１５０万円前後の金額を窓口で負担。 ７ヶ月の闘病は家計に深刻な影響を与えた。 ガンで負担が数百万円に及ぶ例は多い。まずは医療費。入院が長引きやすく、 抗がん剤などを用いた治療は１日あたりの費用も割高だ。 ガンの平均で、１入院あたりの自己負担額は心筋梗塞などの１．９倍ーーー。 ー中略ー 部位別にも大きな差があり、しかもこれはあくまで１入院あたりの費用。 ガンの場合、再発や転移で入退院をくり返す例も目立ち、費用の総額は一層増えがちだ。 さらに影響が大きいのが、個室などに入る場合にかかる差額ベッド代。 本来は治療上やむを得ない場合は支払う必要はない。 だが智宏さんは同意の上で、闘病生活の大半を１日３万７千円の差額の個室で過ごした。 「最期の日々を消灯時間を気にせずに本やテレビを楽しめ、家族とゆっくり話す時間も持てた」 （圭子さん）。命にかかわる病気だからこそ、費用が膨らんでもストレスの少ない療養環境を 求める人も多いようだ。 入院の長期化などから、収入減への対応も必要。 厚生労働省の「ガンの社会学」に関する合同研究班調査によると、会社員・ 公務員では多くが退職や休職を余儀なくされている。 主任研究者で静岡県立静岡ガンセンターの山口健総長は「共働き世帯なら、健康な方まで 看護のために仕事を辞めざるを得ない可能性もある」と話す。  このページの続き→早期発見なら 保険の役立ちサイト |
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