入院基本料 |
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入院基本料掲示板の設置 |
TOP | 聖路加国際病院 |
入院基本料 「当病棟で1日に勤務している看護師の数は以下の通りです。日中(朝8時〜夕4時)7〜9人、 夕方(4時〜深夜零時)3〜4人、深夜(零時〜8時)3〜4人」 東京都中央区にある聖路加 国際病院の入院病棟にはこんな紙が張り出してある。 一病棟の入院ベッドは35。稼働率を考慮して入院患者は32人程度だとすると、昼間は 看護師一人でおよそ4人の患者を、夜は10人前後の患者をみていることになる。 厚生労働省はこの4月(2006年)から患者にわかりやすい情報提供の一環としてこのような 看護職員の配置状況の掲示を義務づけた。 各時間帯によって「看護職員一人当たりの受け持ち患者はxx人以下です」と掲示する 病院も多い。一般的に看護師の人数が多いほど手厚い看護が出来る。 聖路加病院は最も手厚い部類に入る。 実際に看護師の配置の厚さで病院を選ぶ患者はいないかもしれないが、手厚いほど医療費も 高くなる仕組みになっている事は頭の片隅に入れておいてもいいかもしれない。 最も手厚い配置の病院が得る入院基本料は患者一人一日につき15、550円。 最低基準の配置の病院だと9、540円。 患者はこの1〜3割を負担するので、入院基本料が増えればその分だけ患者負担も増す事になる。 患者本位の意識薄く「病院任せ」と国への不満も 病院内での情報の掲示については、本当に患者にとって分かりやすいものになっているのか 疑問も多い。国が義務づけているから仕方なく掲示しているという例が珍しくなく、掲示場所も言葉も 分かりにくかったり、掲示すらしていなかったりする例もある。 各地の社会保険事務局が病院を調べ、掲示していない場合は指導したり、悪質なら保険診療の 停止などの処分を下したりする。 ただ頻繁にしらべることもできないので、更新されていない古い情報が掲示されていることも あるようだ。 病院側にも言い分はある。医療費は抑えられ病院の収入は伸びない。 そんな中で情報提供に力を入れる余力はなくなってきているという。 10月(2006年)から制度改革で高齢者を中心に医療費負担がまた増える。 そのような負担増を現場で患者に説明するのは医療機関任せで、「制度変更を決めた国は何も してくれない」との不満も渦巻いている。 患者が効率的によりよい医療を受けるため、情報開示の一層の充実が必要。 インターネットなどを通した病院情報もあふれつつあるが、中身は玉石混交だ。 形だけの開示ではなく、患者にとって本当に役立つ情報開示とはどんなものか、改めて 検討する余地はありそうだ。 公私・病院・施設 リンク集 「PR」幸せな結婚のために・・・ 出会い☆結婚相手 希望 占い☆相性 金運占い 美容と健康の温泉選び |
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